人気ブログランキング | 話題のタグを見る

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22554317.jpg
このキット、インスト通りに組み立てても?な部分がいっぱい。
またパーツ同士の噛み合いやバリが酷くて、組み立て前に必ず確認、摺り合わせが必要。
なかなかのキットです。笑

パーツ摺り合わせと同時に、ついでにカスタマイズしていきます。

『垂直尾翼の薄々化から』

プラモデルの宿命、左右で貼り合わせる構造上
どうしても末端の厚みが目立ちます。
コレが嫌いで、ましてや現代機だと翼の末端が厚い訳が無く。
何度もブログに書いている気がするのですが、現状貼り合わせたままだと厚みは1mm強。
1/48だから原寸換算48mm!!笑
戦闘機たるフラップの末端が、骨組みは2×4建材か!って厚みになっちゃうわけで・・・。
私は雰囲気や佇まいをモデル製作において大事にしているつもり。
限界はあるのですが、変わる気がするんで薄くしていきます。
(写真左:貼り合わせただけ。写真右:削り込んで薄くしたもの)
その昔、ここの薄さを再現するのに、カミソリの刃を挟み込んで表現するって、
良く聞きました。
実際に仕込んだ作品を見た事はありませんが。








F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22554541.jpg
『残っていたNACAスクープ部分』

エンジン下のカナード、一体パーツなんでどうしようか?
と思ったのですが、穴の部分を掘り込んでいきます!

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22554610.jpg
穴を再現して胴体に当ててみた所。
パッと見、わかるか?
いやいや違うのです!爆
カナード自体も、削りこんでシャープにしております。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22554896.jpg
同じく、分厚い穴だったエンジン後部のホール。
実機は、後ろ側がスラントしているみたいなので
厚みを薄くして形状を変えてみました。


F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22555054.jpg
『垂直尾翼、根元部分』

ラダーとの間がプラの固まりになっていて、
実機は薄い外板。
こう言う所が模型の宿命でもあるんですが、
気が付くとボテっとする所なので、
内側を薄く削り込んで
外板感を出します。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22555270.jpg
『垂直尾翼の根元』

キット元写真を収めはぐりましたが、キットはただの切れ込みでした。
2枚ある垂直尾翼、なんで片側だけ切れ込んでいるのだろう?
と実機写真を探っていると、ココもスクープなんですね。
切れ込みだけだと、不良品?かと思いました。笑
それっぽく工作。


F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22555433.jpg
『主翼付根』

トムキャットは言わずと知れた可変翼。
飛行状況に応じて開いたり閉じたりするのですが、
胴体と干渉して、表面に擦れが出来ます。

その表現に色々アプローチがあるみたいですが、
擦れる部分マスキングで範囲を決めて
回転軸にネジを当て、翼を閉じたり開いたり同様に動かしながら
粗めのサンドペーパーをあてて、擦って見ました。



F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22555932.jpg
まあまあ、イイ感じの擦れ跡の再現。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_00021185.jpg

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22560237.jpg
『インテーク空気取り入れ口の処理』

前回のブログでもゲンナリ所としてあげた上の写真インテーク口部分。
正面からも見える大事な場所だと思うのですが、
切りっぱなし不良品のような薄い断面、バリもすごくて全然なってません!

実機は、ほどほどの厚みと丸みをもった形状なので
プラバンで厚みを加えてパテ埋め、形状を整えてあげます。



F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22560498.jpg
改めてインテーク口周辺を整形している所。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22560531.jpg
だいぶ、イイ形に整形されて来ました。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22560789.jpg
こちらは更に奥側になるインテーク口。

内側の打ち抜き丸の凹みをパテ整形してあげて
貼り合せようと思い、安易にパーツを切り離してしまいましたが
2基あるパーツを、
どれをはり合わせるのか?になってしまいました。爆

普通ある接着面凸凹のダボ目印がどこにもありません。

HASEGAWAさん、素敵!

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22560915.jpg
インストの絵を見てどうにか貼り合わせ。笑

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22561171.jpg
『機体後部の穴。(これは何?)』

こちらもバリバリ形を成していないので、
ピンバイスで整形してあげます。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22561209.jpg
薄く穴が開けられなかったら、真鍮パイプに置き換えればイイかと思っていたのですが、
まぁ次第点に加工できたので良しとします。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22561852.jpg
さぁ、インストでは最初の工程、操縦席の組み立てに入ります。
ところが、パーツがインスト通りに噛み合いません!汗
どうあがいても、パーツが収まらず浮いてしまう。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22562015.jpg
慌てて全部分、仮当てしてみると、
各パーツ角度や大きさが全然合っていなく、そのままでは組みあがらない。
コチラのパーツ合ってる?と疑いたくなるほど、
大きさの違うパーツ。
どうやったらインスト通りに組めるのかい?
この辺り、検証しないんですかね?
あまりのハマらない誤差にビックリです。

どうにか薄く加工したり、誤魔化して接着。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22562303.jpg
『前席ペダル』

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22562554.jpg
実際はどうなんだか?爆
取り敢えず、穴あき構造な実機写真を見たので
穴開けて見ました。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22561401.jpg
『こちらは操縦桿』

最初、実機写真と見比べた時、何故にこんな形?
と丸棒&カクカクな萎える形に、削ってそれっぽくしようと思いましたが
どうにも・・・。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22561643.jpg
もう意地になって、整形してみました。
前席、後席の操縦桿。
だいぶ握りやすくなったかと!笑

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22562735.jpg
各部の整形が、全体に直線基調というか、箱重ねみたいな形なんですね、どのパーツも。
キットのシートを組んだところ、まぁそれなりなんですが、
シートベルトが何とも「紐」のよう・・・。笑

今回はキャノピーを開けて製作しようと思っているので、
操縦席も見せ場。
シートベルトくらい、別キットのをあてようかと社外キットの購入を決意。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22563033.jpg
ネットで調べていると、シートベルトのキットを買うのと変わらない値段で、
超精細なレジンシートが売ってるじゃないですか!
使わない手はないかと、購入。
凄いディテールです。
相変わらず、切り出しが大変なのですが、
惚れ惚れする細かさです。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22563256.jpg
一気に雰囲気がUPしました。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22563444.jpg
パーツを仮組みしてみました。
操縦席メーターフード部分も、何か角っていて雰囲気が違うんだよね・・。
妙にスカスカ感あるし。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22563602.jpg
シート後方がただの板状態なので
ディテールUPしてあげる事に。
同様形状なダクトはお湯丸で型取り、
ポリパテで複製してみました。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22563831.jpg
実機写真を参考に、それっぽく配線など。
厚みが出てくるとシートが収まらなくなるので、
薄いプラバンを下地に配線加工。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22564141.jpg
合わせて、このカクカクしたメーターフードも何とかします。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22564324.jpg
こちらも定番の使い方?
釣り用の板鉛を使ってキャンバス状の雰囲気を工作。
だいぶ雰囲気が良くなりました。
F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22570032.jpg

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22564657.jpg
『操縦席サイド』

全くキットでは無視されている部分。
確かにキャノピーをフタしちゃえば、ほとんどわからない。

今回は、オープンキャノピー状態なので、再現してあげます。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22564845.jpg
ボコボコとあるキャノピーフックやステーなども
この際、ディテールUP工作してあげる事に。

まずはキャノピー上部のフック位置と同じ位置になるよう
マーカーでフック位置確認と内側フックのステーを追加工作。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22564971.jpg
F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_00021333.jpg
F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_00021508.jpg
ディテールUP部分が小さすぎて、
なかなか上手くiPhoneで撮れなかったのですが、
何とか詳細なキャノピー固定用のフック再現いたしました。
(チョット、スケール過大な表現だけれどね)
雰囲気、雰囲気!
F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22570320.jpg
胴体下部につける、フェニックスミサイル用ランチャーの取り付け位置。
仕様に合わせて自分で穴を開けろとのインスト指示なのですが・・・。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22570594.jpg
パーツ内側についている穴あけ指定位置凹
後ろ側ランチャー位置にはあるのですが、
前側はどこにも見当たらない・・・。
ウーン、HASEGAWAさん!
仕方ないので凸ハメは諦めて、ボディが組みあがってからの現物合わせにしたいと思います。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22570769.jpg
『エンジンジェットノズル』

私はジェット戦闘機の見せ場のひとつと思っている、複雑なフラップ合わせなノズル
キットのままだとあっさりしていて、分厚く野暮ったい。
こちらもレジン製の精細な社外キットが販売されているので迷うところなのですが、
まずは自力でディテールUPをしてみます。


F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22571231.jpg
ノズル閉の状態。
写真右リベットや、上写真のガイドテープ越しに形状モールドを加えてあげて
ディテールUP。
口端もだいぶ薄くしてシャープになりましたかね。

F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22570942.jpg
ノズル開の状態。
写真右がリベット打ちをして、ノズル末端を極薄に仕上げたもの。

なぜがトムキャット駐機写真に、片側開で片側閉で写っているのが多い。
なんか分からんが両方の状態がわかってカッコイイから
片っぽづつ取り付けようと!


F14Aトムキャット 1/48 製作 (その2)_c0004193_22571461.jpg
ノズル開の方にはリンク棒の露出も見受けられます。
そちらも伸ばしランナーで表現してみました。

まぁ次第点ですかね。
まだまだ、組み立て前の仮組み擦り合わせ、カスタマイズが続きます。
今しばらく根性が試されそうです。笑




by yupa_angle | 2020-06-12 09:55 | 模型な目 | Trackback | Comments(0)

狭山に住んで10年。趣味ごとや日々感じるさまざまな徒然日記をつらつらと。こちらのブログ、最近携帯からの投稿等かなりやりづらく、おざなり気味です。他SNSに記事も転び気味、レスも遅くなりがちです。あしからず。


by yupa_angle
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31