長文です。やっと書ける気分になりました。
木曜の夜にダウンしたテトさん。
視点も定まらず、右隅左隅と、居場所も落ち着かない…。今まで見たこともない量をゲーした。身体も熱く、息も上がりっぱなしで、辛そうだ。
朝、「仕事に行ってくるね!」と玄関で声をかけると、いつもは「行くな!」と噛み付いてくるヤンチャっ子が、今日は無反応、グッタリ。
カミさんが午前中に医者に連れて行った。
夏場の胃腸炎ではないか?との診断で、いつもの注射&処方をしてもらってきた。
夕方にも、また吐いた。ふたたびカミさんが、動物病院に診せに行った。心臓にノイズを感じるので気をつけて。とは言われたが経過観察。
yupaが仕事から帰り、夜になっても息が上がり苦しそう。今回の胃腸炎はひどいね?辛そうだね。テトも反応乏しく、腕なども痙攣している。ホントに辛そう…。
夜、寝る前にオシッコもしてないので、「お散歩行く?」と聞くと、わずかに行きたそうな反応。
ちょいと散歩に出た。家にいるより、元気に歩き出したので「オシッコしたかったんだ!」と思ったのもつかの間。息が上がって、呼吸が激しくなって、手足がよろけてガクガクになってしまった。
えぇ〜!?これ、胃腸炎ぢゃないよ!
家に担ぎこんで、休ませましたが、全然回復しません。もう、息をしてるのがやっとのようで、瀕死状態、全く反応しません!
夜中でしたが、病院に電話をすると、対応してくれると言うので、家族全員で向かいました。
病院に着くと、気丈にもテトは動き出しました。緊張もあるのでしょうか、家にいた時より状態はマシです。
医者も、ちょっときついけど、「レントゲン撮って見ましょう!」夜中で看護師さんがいなかったので、撮影手伝ってもらえる?と頼まれ、もちろん!私が助手になってレントゲン撮りました。あぁ、結果、思っていたより深刻な状態。心臓肥大でした。小さな犬の老犬には多いらしく、弁の筋が切れて行き、旨く作動しなくなっていくらしい。
昨日今日に始まった事ではないので、徐々に進行して限界値になったんですね。
思い返せば、冬場から部屋でお漏らしをする様になったり、服を着させるのに、何となくゼコゼコと喘息の様な呼吸?するな。と感じてました。そこまでとは、気づかず、ゴメンね。
血の循環を補おうと、心臓に負担が掛かり肥大してしまうのだと。肺も圧迫し、水が溜まってきて苦しくなるのだと。
血液検査もしました。おまけに肝臓の状態もかなり良くない…。
炎症値も異常に高く、病院でお預かり?となる所でした。
ンー、覚悟をしなければ!?
ちなみに正常な心臓は、こんな感じです。両側が黒いのは肺で空気が入っているとクリアに黒く映るそう。
これを見ると、テトは明らかに心臓が大きくなり、肺も圧迫されて煙の様に白く滲んでる。水も溜まり始めて、これが苦しいのでは?とのこと。
心臓サポートようのエサを与えて見ると、食べました!
「あぁ、検査データ見ると何かあったら不安だけど、食べる気力と元気があるなら、うちに帰って様子見る方が安静出来ていいかもね。」
色々、注意点を聞き、血流を抑える薬と利尿剤を飲んで、お家に帰りました。
心臓の負担を和らげるのと、利尿効果で肺の水も排出される期待があり、良く効く例が多いとのこと。
テトも、だいぶ落ち着いて来たようです。疲れて、緊張が解けたのか。比較的静かに寝ました。
翌朝土曜日。昨日まで震えて痙攣し、耳も怯えたように後ろに垂れていたのが、呼ぶと耳が立ちます!
「ごはん食べる?」
しばらくまともに食事を摂っていないのもあり、流石にお腹が減っているようです。
まだ、手足もヨタっており、首を垂れるのがイヤな感じ。エサボールから、食事を摂りません。一口ずつ、手に取って与えると、パクパク食べ始めました。
食べる元気も出て来たみたい。良かった!日曜日、だいぶ呼吸も落ち着いて、顔にも表情が戻って来ました。カミさんと、どうしても出かける用事があり昼間、息子に託して外出しました。
帰ると、出迎えてもしてくれました。「元気出て来たじゃん」
もしかしたら、もう動き回る事も無いかも!?と、覚悟もしたので、戻り始めて、良かった!その日の晩、人に寄る事をしなかった数日。うちらの寝床に寄ってきました。
いつも寝る前、「手を出せ!」と、しつこく絡んできて、必要に舐め回す、寝る前の儀式です。w
「しつこいなぁ!」と、いつもは邪険にもしていたのですが、
今日ばかりは、嬉しすぎて涙が出てきました。「おぉ、いくらでも舐めておくれ!」
処方してもらった薬も、調子良いみたいで、様子を見ながら、オシッコ散歩もする様になりました。息が上がらない様に。ゆっくり気を使いながらですが。
調子はだいぶ普通に戻り、嬉しい限りです。まぁ、爆弾抱えた身体で、一生、薬で抑えながら、ですが。薬で生き長らえるのは、私と一緒ですね。w
まだ、家族との生活で楽しむ時間は、残されている様です。
日々普通に過ごせるのが嬉しいと、こんな時になって、気づかされるものですね。