A3:シート一式、S-Line物にグレードup!
2015年 04月 20日
分解記述の為にも工程書き残し。
長文失礼します。
AUDI A3に乗っていて、不満な部分のひとつがカーシート。
yupaのお尻がデカイのか?微妙にプラカバーや骨格?に当たって心地悪い時がある。
そして、あまりにも洒落っ気のないデザイン。
手縫いでステッチでも追加したろか!と思っていたところ、願ったりな出物があり、すかさず入手!
ここは、お得意のDIYでシート一式入れ替える事に。爆
Sラインのスポーツモデルシート。
よりバケット感が強くしっかり身体がサポートされる形状。外周りは本革で白ステッチが効いてます。座る中央部はファブリックで座りが優しく、ある意味理想のコンビ素材。お洒落でクール!
とてもワクワクなバージョンupです!
2011年製とのことで、うちのより6年も新しく、ヤれも殆んどないイイ状態物。
座った感じも、全然こちらの方がいいです。
送り主先方は西濃運輸指定。
こちら個人宅には配送がなく、委託別配送で送料が倍近くかかってしまうとのこと。なので、近くの支店止めにしてもらいました。
3個口で230kgとの配送情報。
エェ!?
そんなに重いの!?
軽トラでも借りないと運べない?
焦りました。
支店に着いたとのことで、取り敢えず週末運びだす算段をするため、確かめに行って見ました。
物はデカイけど、そんな230kgもない。2度に分ければ、運べちゃいそう。
とのことで、予定変更、急遽うちに運び入れることになっちゃいました。
居間にドーンと鎮座し、家族に大ヒンシュク!爆
yupaは、週末まで待ちきれず、開封。
思った通りのカッチョ良さに、ご満悦。
愛犬テトも、革の匂いが気になるのか、俺のイス?と言わんばかりに占領、ずっと居座っておりました。
早速、渇き気味の革を手入れ。
取り付けるまで、保革油を多目に塗り込んで、しっとりさせます。
ラナパーが定番なレザーオイルですが、私は、意外にこの野球グローブ用の保革油が好き。ボールをしっかり受け止める用なので、しっとりした中でも革はあまり滑りません。
さぁ取り付け。
先ずは、前席シートレールの取り外しから。
厄介なXZNネジなる、わけわからん星型のネジで固定されております。
なのでこいつ用のビットが必要。
こちらシートレールの前後左右に付いてる4カ所を外します。
シート下のBOX内にあるエアバッグ用とシートベルト用のコネクタを外してあげれば、基本取り外せます。
*後からシマッタ!って手順だったのに気がつくのですが…
シートの比較。
基本骨格は同じなので、サイズ感は一緒。
でもサイドホールドの張り出しは大きいようで、身体の包まれ感とスポーティな雰囲気は全然違います。
yupaが恩恵を受けた、最大の違う部分。
座面奥のコーナー部。
ここのプラカバーが結構剥き出しで、フトした拍子にお尻が当たっている感覚があり、座り心地を悪くします。
Sラインのバケットシートは、ココもカバーされる様にサイドが張り出しているので、不快感がありません。
ココだけでも、個人的には満足です!
左右、違うシートが付いてる状態。
ずいぶん雰囲気が違います。
今まで(写真:左)は、なんかカジュアルライク。
革のバケット(写真:右)が入ると、なかなか硬派にグレードup!
シートを外に出したついでに、フロアを綺麗に掃除。
シートがないと広いですね。
逆手順をふんで、前席の装着完了!
写真に撮りはぐりましたが、シート下、スライドフレーム裏には制振ブチルを貼って、振動低減を図っています。
カスタマイズしたセンターアームとも、革&白ステッチが揃って、なかなかクールなコックピットに生まれ替わりました!
続いて、後席の取り付けに入ります。
座面の取り外しは、基本フックで止まっているのみ。
丁度人が座るであろう股の間、中央あたりの手前位置(写真*赤丸部分)に、四角い穴が開いてます。ココに大きなU字型の金具が差し込まれているので、左右二カ所、力技で上に引き抜くだけが基本。
写真奥手のシートベルト根元近くに立っているフック(写真*こい赤丸部分)にも掛かっているので、座面後ろ側に押す様にズラして外します。こちらも左右の二カ所。
背面下にもフックが左右各2ヶ所(写真*赤丸部分)、引っかかっているので、座面端、背面側をめくり上げるようにズラしてあげれば、外れます。
これで座面の取り外し完了。
続いて背面。
6:4分割の根元軸を外してあげます。
プラカバーをめくって、基部のT-30(こちらも星型トルクスねじ)を緩めて軸受け金具を外します。
金具を外すと、こんな感じ。
シートの回転軸が掛かっているので、軽く持ち上げシートを内側にズラします。
6割側のシートには真ん中乗員用のシートベルトがあるので、床のベルト止めを外してあげます。(こちらは普通の17mmネジ)
シート外側(ドア側)はシート軸が入る金棒に刺さっているだけなので、手前に引き抜いてあげれば、シートが取り外せます。
取り外したノーマルのリアシート。
中期型は6:4で倒れるのみの機構です。
取り付ける後期型の本革コンビ、Sラインシート。
周りの本革部分はクールだし、ヘッドレストは前席同様ホワイトステッチが効いています。
そして6割側中間部に新設された優れもん機能が最大の魅力!
中間がアームレストとして、倒せます。
写真の様に収納BOX、アームレストの前側にはドリンクホルダーが飛び出します。
長尺ものが通せる座席貫通穴として、アームレスト全体を倒すことができます。
今までの中期型シートには全く無かった機能なので、とても嬉しいところです。
ワクワクしながら、新しいシートを取り付けます。写真撮り忘れましたが、逆手順、中間のシートベルトを床にネジ止め固定、背シートをドア側の棒に軸穴を差し込み、中間の軸受けにシートの回転軸をのせます。
左右の軸受けを噛ませたら、金具を被せ、ネジ止め。
プラカバーを被せて取り付け完了!
座面の取り付け前に、折角なので余っていた制振ブチルシートを貼りました。
少量なので気持ちの問題なのですが、基本、ボンボンと叩いて響きが大きなところを抑えます。
大袈裟に言うと、これで共振音が抑えられ、走行音の質も変わってきます。
後席も無事、取り付け完了!
なかなか硬派なインテリアに仕上がりました。
ほのかに香る革の匂いも高級感が漂いイイ感じです。
で、やっちまった!が、こいつ。
各部、操作チェックをしていると、メーターのAIR BAGマークが消えないじゃないですか!
エェッ!?
慌てて調べてみると、接触不良例が数多く出て来ました。
今までは問題無かったので、疑わしきは新しくしたシートか、その接続あたり…。
どないしようかと思いましたが、どうせなら取り外したノーマルシートのエアバッグを取りだして接続してみよう!と思い、分解してみることに。爆
シート背面のカバーを外せば、仕組みがだいぶわかりそう!?
と、取り敢えず、駄目もと力ずくで外してみました。爆
上部3ヶ所の止めフックと下部の引っ掛けてある大きなフック2ヶ所で留まっていました。
基本、下部は引っ掛けてあるだけ、上部3ヶ所のフックで留まっている機構ですが、フックが戻らないように返しが付いていたので、はめ殺し前提のフックみたいですね。
まぁ、ココを開けようって人はそんないないか!爆
外したカバー上部のフック部3ヶ所。
力技で無理矢理引き抜いてしまったので、取り付け部にダメージを与えてしまいました。
瞬着でリカバリー。
カバーの下部はこんなんフックで引っ掛けてあります。
比較的、左右方向には自由度がある留まり方だったので、下部をしつこく左右にズラしながらめくった方がダメージ少ないかも知れません。
シート側はこんなん感じ。
カバーが留っているフック穴は上部の3カ所、下側は長めのステーに引っ掛けてあるだけなので、左右は比較的スライドします。
あとは、表皮がまわりに噛ませて留まっている所が多いので、めくってあげるのがほとんどです。
エアバッグまで辿り着きました。
内部はフレームに接する所は不織布が被せてあり、エアバッグ器もナイロン袋に入れてあります。
丁寧な作りです。
エアバッグシステムを取り出しました。爆
交換したシートの一番怪しいと思われる所。こいつは問題無かったはずなので、こっちを車に接続してチェックしてみました。
ンー、やっぱりAIRBAGサインが点いちゃいました…。
どうやら、接続が原因ではなさそうですね。
今一度、原因をネット検索してみると、
どうやら、通電したままソケットの抜き差しをしたのがまずかったらしいです。
コンピューターに、「何かチャンと感知しないぞ」とのアラート記録が残ってしまい、その記録を診断器やコーティングソフトで消さないと点いたままになってしまう模様。
自分で消去リセットをされている方も多いようで、症例が色々出て来ました。
コレですね、多分。
うぅ、頭がいいような、面倒なシステムです。
これら機器はWindowsベースのソフトが多いので、私の苦手としている部分。
でも、こいつで色々出来る部分でもありますな。
手を出すべきか?Windowsないから、そこからだからな…。
てなことで、来月早々、車検なので主治医に相談すると、やっぱりこころあたりがある症例らしく、多分消してもらえるとのこと。
それまで、仕方ないですね。
アクセル開度など自分のクセを学習したシステムがリセットされてしまうので、余りしたくないのですが、バッテリーを外してから、ソケットを抜き差しした方が良かったっぽいです。
あぁ、やっちまった!
取り出したエアバッグを戻して、シートも組み直しました。
でも、とても楽しいバージョンupとなりました。
追記: 車検時に主治医に観てもらい、思った通り、エアバックのアラート記録をリセットしてもらえて、無事AIRBACマークも元通り、復活しました!良かった、良かった。
皮シートってけっこう重いし、車内に入れるときに
中腰でツライし、レールがドアにぶつかりそうで気を使います
私のレガも入れ替えましたが、シートヒーターの配線が良く判らないので
その部分だけほったらかし(笑
たしかにシートの出し入れはドアなどキズ入れないように結構気を使いますね。やってみて思ったのは運転席のハンドルが案外邪魔でした!
まぁイスだから座れれば。
あれば差し上げたのですが、残念ながら大物なので、置いておく場所もなく、処分してしまいました。