A3:S-Lineバンパー製作の記録。
2014年 08月 07日
モディファイ行程を書いてなかったので、自己記録のためにも記述。
カミさんのバンパーぶつけで傷が大きく入っってしまったのがきっかけで、直すんだったらモディファイ?と考えた際、運良く同色のグリル付きS-lineバンパーの中古をオークションで見つけて購入。
愛車の標準グリルは格子目も細かく、見た目のパンチもない。
他の物にしてみたかったのと、「こんな事があるの?」と疑いたくなる、グリル周りのメッキが浮いてくるという、おかしな劣化がありました。
メッキは剥げていないのに下側がふくれて、ふやけたように表面がボコボコ状態です。
ホント「こんな事があるの?」
てなわけで、グリル付きはラッキーな出物でした。
バンパーが手元に届き、よくよく確認すると、どうやらブツケたものらしく、
バンパーにはヒドイ傷は見当たらないもののグリルが割れている・・・。
(売り主はそれくらいのダメージ表記してほしかったですね・・・)安かったけど。
中央エンブレム台座のような部分の上部に、クラックが入っている状態でした。
折角スポーティに見えるS-Lineのグリルなので、修復して塗り替えるのを決意。
まずはグリルをバンパーから外し、4リングスエンブレムも外しました。
割れて微妙にササクれてしまったクラックを、深く削り直してならし、ファイバーパテで盛りつけ修正。
強度確保も含めて、裏側も盛りつけました。
何度か削っては盛りを繰り返し、成形完了。
サーフェイサーを塗って、成形ムラがない事を確認。
折角なんで、全体にサーフェイサーを吹き、グロスブラックに塗り直してみることにしました。
ブラックに塗装すると、なんだかクール!
カッコ良さそうです。
ブラックで塗ったあと、仕上げにクリアー塗装でツヤを出すというのが定番だと思いますが、
塗ったブラックの色合いが結構良い感じだったので、漆器のような風合いを出してみたく、ブラックを塗っては磨ぎを繰り返し作業
塗り重ねて、最後はポリッシング仕上げ。
クリアを使わずブラック塗装のみ、手間をかけて、深みのあるグロスブラックにしてみました。
グリル前のナンパープレート部分が一番、グロスブラック効果が出てくる所。
同様にサーフェイサーで丁寧に下地を作り、
ブラック塗装のみで、磨ぎ出しては塗りを重ねて、
深みのある鏡面仕上げです。
あとはグリル格子の縦目にメッキモールを施し仕上げました。
さてさて、バンパー本体の方。
コチラもオリジナル化をしてみたくなり、色々試行錯誤。
HOTバージョン風にグリルフィンなども構想したり。
というのも、本来フォグライトとカバーが専用の物があり、Dに購入しに行きましたが、
独自に入手したバンパーゆえなのか?本来の自車のタイプではないパーツなので品番がわからない。
との意味不明な(拒絶??)サービスマンの対応で購入が叶いませんでした・・・。
そんなこともあり、意地でもオリジナルで作ったろうと!!
LEDフラッシュを組み込んでみようと計画したりしました。
その方向で、何とかバンパーに押し込んでみようと入らない部分を切り刻んだり
どうにかLED フラッシュを納めて、工作のメドをつけてみました。
周りにキズをつけまいと、保護用に貼付けたビニールテープがアダとなり、
塗装のクリア層がベロベロにめくれてしまう惨事になってしまったのでした。
(通常では簡単にハガれる事はないと思うのですが、このままベランダに半年近く放置してしまい、クリア層に食いついてしまったみたです・・・。)
なので、再塗装も必修になってしまいました・・。
仮組みまでしてみましたが、どうもLEDの納まり具合が納得できません。
入手した汎用品の製品クオリティも今ひとつで、最後まで悩みましたが、やっぱりこのLEDは取りやめることにしました。
で、再検討して考えついたのが、こんな構想。
現用のFOGランプ。通常だと収まらないバンパー、チョイと加工して上下逆さまにすると収まりそうです。
フォグランプ自体は上下違いのレンズカットは無さそうだし、ハニカムメシュのグリルを活かしてグリルインなフォグにしてみたら面白いかも!!
てな事で、まずはFOGランプの裏にある、湿気抜きのバルブを上下逆さまに加工。
(左*オリジナル状態、右:加工後)
バンパーはフォグが理想位置に収まる様に、苦心して各部キリトリ調整加工。
イイ感じに納めることが出来ました。
オリジナル化構想が見えた所で、バンパー全体にサンドペーパーをかけ下地づくり、再塗装をしました。
塗装後、オリジナルに加工したFOGグリルの組み付け確認。
FOGグリルは、こんな感じ。
ハニカムグリルの裏側は、アクリルパネルのネジ止めです。
ハニカムグリルはそのままで、アクリルパネルだけFOGライト部分をくり抜き、最終体裁は隠れたランプに仕上げます。
アクリルパネルは塗料が乗りづらいので、下地にミッチャクロンを塗りました。
すると、パネルを曲げても塗装乗りが良いです。
透けないようにグロスブラック塗装。
ハニカムグリルもミッチャクロンで下地を塗り、グロスブラック塗装。
という事で、オリジナルのS-Lineバンパーが出来上がった次第です。