500のDIY「フロントバンパー改造編」
2010年 10月 20日
その形が穴のように残ってしまっているバンパー部が気に食わなく、ラインがスムースになるのを目的に、形状改造することにしました。
まずは発泡ウレタンを流し込むのに必要な仕切りの形を模索するのにダンボールで型を検討します。
現物合わせで、微妙なカーブの角度や位置を調整。
フロントボンネットの仕切りラインを生かして、下まで流れ込む様に絞り込まれたラインを強調するのが狙いです。
型の角度と大きさを決め込んだので、今度は取付けっぱなしでも耐久があるように、耐熱塩ビ板で作り直し固定します。
硬化後はご覧の様に穴を塞がんばかりに膨らみ放題。
カッターやヤスリを使って、サクサクと狙った形状に近づけていきます。
このあたりの加工のし安さは発泡ウレタンならでは。
だいたいの狙っている形状までアッと言う間に整形できました。
左右均等になるように整形します。一応メジャーで寸法位置などは左右合わせて計測しますが、ココは素人整形、独特の丸みは「感」(爆)で決め込みます。
そして、厄介な発泡ウレタンの整形止め。そのまま通常のポリパテを塗り付けてしまうとウレタンが溶けてしまいます。
Holtsの紫外線硬化タイプのNO MIXパテだと上手い具合に溶けずに硬化してくれるのがわかり、下地固定にはそれを使いました。固まると、ちょうどサーフィンボードの様な体裁になります。その上から整形ムラを整えるためにポリパテで修正。
本来は樹脂バンパーとの相性は良くない整形なので、ヒビ割れが極力起きない様、強引にファイバークロスを下地に敷き詰め、塗り硬めます。
FRP樹脂を染み込ませて硬化させるのが通常ですが、私独自の想像でバンパーとの相性を考え、グラスファイバーパテを薄く溶いてクロスに染み込ませながら塗り固めてみました。(のちに染み込みムラが仕上げ段階で苦労してしまうのですが・・。)
硬化後、サンドペーパーで均していき、当初想像していた仕上がり形状に近づけて行きます。
形を整えた後、バンパーを仮付けしてみて絞り込みラインがうまく流れているかチェックしてみました。
当初、頭で描いていた通りの絞り込み強調形状に持っていけたので、満足!!
ハンパな純正フォグランプ形状の跡が無くなりスポーティ度が増したように思います。
何度となくパテやリタッチを繰り返し、妥協点な所まで形状を整えました。所詮素人工作なので寸分違わぬ均一な表面はむづかしいですね・・。時間と場所が許せば本当は溶きパテなどを数回吹き付け均一度をもっと出したかったところ。今回は良し!としましょう。
左右の整形が落ち着き、プラサフで下地を塗って後は同時に作業をしているフロントリップスポイラーの改造仕上がりを待ち、塗装仕上げをするだけです。