500のDIY「フロントリップスポイラー改造編」
2010年 10月 21日
丸みのあるフォルムのユーノス500に比較的直線基調なFリップは個人的にはあまり好きにはなれなかったのですが、とてもイイ機会を得たので愛車にも着けてみることに。折角だから形状変更で改造したいのですが、実物を見ると微妙な膨らまし方をしていたりで形状変更にはなかなか難儀なフォルムをしております。他車のフロントリップ形状を色々参考にし、少し出っ歯な丸めなフォルムにしようと大枠な形状を想定してみました。
よくよく細かく観察するとこのリップ、前部中央の高さとサイド側後端の高さがずいぶんと違う。上部からの見た目巾が同じになるように発泡ウレタンを流し込む型をダンボールで作りました。
発泡ウレタンの剥離が容易なようにとダンボールにサランラップを貼って注入してみましたが、それが裏目に・・・。
そして、相変わらず膨らみ具合がわからないので、大は小を兼ねるとのことで大きめに製作。(笑)
裏目に出たサランラップ。硬化の際に空気がうまく混入できなくなってしまったのか?発泡ウレタンが膨らみきれず、内側が空洞状態に固まってしまいました・・・。なので型をハズしてから再度、その空洞部分に追加注入!!もう、何を作っているのか?わかりません(大笑)
硬化後に、サクサクと切り捨て大まかな形状を整えてみました。
発泡ウレタンはパーツ部分との食いつきがイイし、軽くて整形が容易なので、こういった重量を出したくないパーツの加工には便利ですね。
最終的にはバンパーに合わせてみて、現物と照らし合わせながら細かな整形出しをして行こうと思います。なので、かなり大胆出っ歯な冗談みたいな形状残しです。(笑)
バンパーに仮着けして、だいぶ現実的な形状に削り込んでみました。純正の物より鋭利ながら丸みのある形状に改造するのが目標です。こちら左側の整形を決め込んだ後、合わせてもう右側を同様に削り込んでいきました。
フロントバンパーと同様、HoltsのNO MIX紫外線硬化パテでウレタン下地を固めます。
その後、ポリパテで整形ムラを整えます。この辺りはフロントバンパー改造と同じ手順ですね。
ポリパテをサンドペーパーで均したところで、大体の形状が出て来ました。
その後、元の素材が若干柔らかいウレタン素材のスポイラーなので、発泡材の剥離や型崩れを防ぐためグラスファイバークロス&グラスファイバーパテで全体を囲ってしまいます。
塗りたくって、全体形状が固まったところです。純正とは違った、この出っ歯部分がかなりのアクセントになりそうです。
サンドペーパーで均一にヤスっていきます。底面は見えないので(爆)適当にしてしまいましたが、他部分はだいぶスムースな面になってきました。
パテ修正、サーフェイサー吹きを繰り返し、妥協点まで根気のいる整形修正です。
仕上げ下地のサーフェーサーを吹き完成。さぁバンパーへの取り付けです。
装着は粘着テープの補助も要となりますので、チャンと3Mのバンパー用を使いました。
バンパーにFITさせてみると問題が発生!!自然にまかせて形状改造したので問題ないと思っていたのですが、グラスファイバー貼りやパテ盛りを繰り返して固めている内に元の素材が柔らかいのもあり、若干外側につれた形で硬化してしまったようです・・・。3Mの粘着テープをもってしても両サイドが浮いてしまいました。サイド側は接触面も大きいこともあり粘着テープを目一杯貼り、クランプで固定していたら無事接着。しかし前部の先端はどうしても浮いてしまいます・・・。常時、バンパーにFITさせながらグラスファイバー貼りとかをしなくてはいけなかったみたい。
グラスファイバーも1層しか貼ってないので、多少の柔軟性は残っています。なので前面先端は強引にネジ留めをしてしまいました。(爆)ネジを埋め込む形で装着後、瞬間接着材で緩まないように固定。ファイバーパテで埋め込んでしまい隠して元の形状復帰をしました。(汗)
ということで、どうにか装着完了!
だいぶスポーティな男仕様なツラ構えになりました。バンパー下も低くなったので、段差面などは気を使って走らなくちゃですね。
さぁ、あとは塗装です。